2018/06/11
世界初のモダニスト
千利休
茶人として有名である千利休。ご存じの方も多いはず。
彼は16世紀ですでに現代、近代的な感覚を持った世界初のモダニストでした。
利休作の現存唯一の茶室 妙喜庵 待庵
2畳という狭い空間
そこには1輪の花が活けられた竹筒が。
高価な青磁の花入れの代わりに、竹林から切り出した竹に一重の切り込みを付けた竹筒を使う
満開の朝顔の中から、花をすべて切り取り、一輪のみを茶室に活ける
この「引き算の美学」こそ、利休のモダンです。
20世紀に入り生まれた言葉「モダン」
無駄を省いた美しい現代的なモノ、空間
この感覚をはるか昔に持っていた千利休
千利休さん 好きになっちゃいました。
Nishi.CO