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2018/08/07

空気感デザイントハ?

私の考える「空気感」をデザインするとは。
同じ人間はいません。
生まれた育った環境や思い出、食べてきたもの、経験したこと
喜怒哀楽も人によって様々です。
人は全く同じ感情にはなりませんが、
なんらかしら似たような思想や目標を持った人たちが
集まって、そこにコミュニティーが生まれます。
会社や学校など組織などはひとつ軸となるものがあります。
こういった組織やコミュニティーのための建築は
その軸が明確に表現されていれば
環境としては最適だと思います。
家の場合はどうなのか。
まず持家なのかマンションなのか賃貸なのか。
重要視する部分が違ってきます。
家族構成によってもさまざまであり、
家族年齢によっても重要視する部分が違ってきます。
ただ組織より少人数であり、またともに過ごしてきた環境や
経験は似てくるので
根本的なところは近いように思えます。
私が表現するところはそこです。
流行ではなく、表面的ではないもっと根っこの部分の個性が
大切です。
なぜかというと日本の住まいはアメリカと違って
一回きりが多いからです。
だからこそ失敗しちゃいけないという頭にもなります。
そうするとどうなるか。
他と違うことが怖くなり無難になりがちです。
今の時代モノにあふれた時代です。
探せば大抵のものがネット上でそろいます。
無難な生活の中にスパイスとして「モノ」を取り入れる方も多いと思います。
ただもし空間自体が自分の根本的な「お気に入り」だったら
暮らしはどう変わるでしょうか。
今の暮らしの延長上に未来があるのではなく
未来は常に希望に満ちたものであったほしいと考えています。
そのために私はその人、その家族が根本に持っている「個性」を
表現しながら未来の可能性を「暮らし」というテーマで表現しています。
いままでやったことのない趣味。
いままで興味のなかった学び。
ただ潜在的に憧れのあるものや今の好きなことになんとなく結びついているコトであれば
ほんの少し「空間」がそれを手助けることができれば。
未来はより幅広い可能性が生まれ
好奇心を刺激されていつまでも若々しく
元気に暮らせるのではないだろうかと考えています。
単純にオリジナリティあふれたものをつくるということではありません。
目に見えない「雰囲気」や「なんとなく」という言葉を
具現化することが私の中の「空気感デザイン」だと考えます。
非常に難しいですよね。
ではどうやって「空気感」をデザインするのかというと
まずはその方のことを深く知ります。
そのためのヒアリングを非常に大切にします。
そして「THINK」考えます。
私の中でいろいろ仮説をたてるということです。
具体的にいうといろんなシチュエーションを考えるということです。
そうすると何を大切にしていきたいのかということがぼやっと浮かんできます。
それを「言葉」に表現します。
これが「コンセプト」です。
このコンセプトこそが空気感をデザインする軸になります。
なにか信念がある方、ぶれない方って見ててかっこいいと思いますし
話していて面白いと思います。
そういう人は暮らしの中に軸を持っていることがほとんどです。
「空気感」は「人間力」でもあるわけなので
そこを大切にしていきたい方にとってベストの建築家でありたいと考えています。
また建築だけで表現できないものもあります。
インテリアは建築に付随してあるという考えもありますが
私はそうは思いません。
建築とインテリアは同タイミングで考えてこそ
はじめてバランスが取れます。
モデルに似合う服を選ぶのか、この服が似合うモデルを探すのかではなく
同時に考えることができれば
非常にバランスが取れたものになります。
そしてそれは選んだ人が考える「意図」がしっかり反映できます。
建築でいう「コンセプト」と同じです。
私の特徴は「建築」と「インテリア」を同時に提案することです。
「建築家」であり「インテリアデザイナー」ということで
はじめて「空気感」をデザインできると思います。
それぞれ能力が突出した人が相性ばっちりでタッグを組んで
デザインすることができればそれもいいと思いますが
人には能力差が必ずあり、この業界の人は大抵個性が強いです。
なので自分の頭の中で2つのことを表現できれば
やはりバランスのとれたいい空間ができるのではないかと思います。
もちろん仲間の意見も聞きながら、助けてもらいながらです。
私たちは「好奇心をデザインする人々」=「CURIOUS design workers」です。

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