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2025/02/13

ルイ・ヴィトンをインテリアに例えると?

 

今回は、「ルイ・ヴィトンをインテリアでいうとなに?」について話をしました。

※あくまで個人的な見解です。ファッション業界の方もインテリア業界の方も流し見するくらいの感覚で読んでいただけますと嬉しいです。

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ボス:ルイ・ ヴィトンといえばなにを思い浮かべる?

 

スタッフ:ルイ・ヴィトンといえば、かばん・・

 

ボス:なるほどね。あながち間違ってないよ。もともと ルイ・ヴィトンってさ、トランクをつくる会社というか、トランクのショップだったんだよね。それこそ、170年前ぐらい。最初にルイ・ヴィトンがトランクの専門店としてつくられたと。そこから、ファッションにいったんだよね。エルメスのバッグだったという話をしたと思うけど、ルイ・ヴィトンはトランクから始まった。モノグラムとか有名だよね?

 

スタッフ:そうですね。

 

ボス:ルイ・ヴィトンの僕の中の印象というか特徴としては、コラボが多いんだよ。グッチも多いんだけど、いろいろな人とコラボしている。それこそコム・デ・ギャルソンとかともやっていたりするし、NIKEとかSupreme(シュプリーム)とか・・

 

スタッフ:そうなんですね。そんなにコラボしているんですね。

 

ボス:そうそう。日本人アーティストだと、草間彌生さんとか・・水玉のかぼちゃが有名な。あと、村上隆さんは今でもコラボしてたりする。なので、現代アートの方々とコラボしていたりするし、変わったところにいくと、ゲームのファイナルファンタジーともコラボしてたりするんだよ。

 

スタッフ:全然知りませんでした。



ボス:結構攻めてるというか、アプローチが柔軟なイメージ。トランクの会社から始まって、今はファッションにいってて。で、ルイ・ヴィトンのコンセプトは“旅”なんだよ。

 

スタッフ:はじまりがトランクだからですか?

 

ボス:そうそう。当時・・180年前ぐらいって、馬車とか鉄道の移動手段が多くて。そこに荷物を積み込むわけだから、頑丈なトランクが必要だったんだよね。ルイ・ヴィトンの旅行カバンとかもそうだけどさ。 頑丈なかたち・・真四角のイメージない?

 

スタッフ:確かにありますね。

 

ボス:多分、そういう流れで来てるんじゃないのかなと思う。ちなみに、その時代にインテリアで活躍したっていったら、ウィリアム・モリスとか、大体そのぐらいの年代の人。アーツ・アンド・クラフツ運動っていうのがあって、簡単にいうと粗悪品ばかりが世の中に出回ってしまっているから、そうじゃなくて、手づくりでつくっていこうという・・そういう活動があったんだよね。この活動もウィリアム・モリスが主導だったんだけど、そういう時代。

あと、ルイ・ヴィトンのイメージっていったら、大きなグループになっているってことかな。LVMHグループに属していて、ロエベとか セリーヌ、ディオールもそうだし。同じグループ会社みたいな感じ。



スタッフ:え、そうなんですか?全然知りませんでした。

 

ボス:そうそう。 ファッション以外にも、ヘネシーとかドンペリニヨンとかのお酒。ジュエリーとかでいうとティファニーとか。ブルガリとかが全部同じLVMHグループ。そういう有名なブランドが集結した大きなグループ会社になって。そうするとね、規模がでかいから資金調達がしやすくて、一気に拡散とかできる。
LVMHとは別だけど、自動車業界もそういうのあるよね。C.D.WORKERSの社用車とか僕が乗っている車はフォルクスワーゲンだけど。同じグループにアウディとかポルシェも入っている。



スタッフ:知りませんでした、そうなんですね 。

 

ボス:そうなんだよ。あとインテリアでいうと、 最近そういうグループ化・・買収したのが、ハーマンミラーというところ。アメリカのノルという会社を買って、ミラーノルという名前になったのはインテリア業界では結構有名な話。以前エルメスの話でウォルター・ノルというのが出たと思うんだけど、それの息子(ハンス・ノル)が設立した家具ブランドのがノルだよね。

総じていうと、ルイ・ヴィトンって色々な人とコラボしていて。前衛的だけど柔軟性があって、なによりも認知がすごい。だって、学生もヴィトンの財布を持っていたりするよね。だけれども、ハイエンド層も好きな人が多い。こうやって非常に認知度が高いということを考えていくと、じゃあインテリアにおいてなにかって考えたら、ブランドというかメーカーというか・・そういう垣根を取っ払ってインテリアの会社として考えると、個人的な意見としては”カッシーナ”だと思うんだよ。カッシーナも色々とコラボしてるんだよね。コルビジェとコラボをしていたりとか、若手デザイナーとコラボしてたりとか・・
ちなみに、カッシーナもイタリアの高級家具ブランドのポルトローナ・フラウっていうところの傘下に入っているんだよね。ポルトローナ・フラウって言われても知らないよね?

 

スタッフ:知らないです・・

 

ボス:王室御用達のフェラーリの本革シートとかに使われているとか。JALのファーストクラスに採用されていたりとか界隈では有名なんだよ。
で、ルイ・ヴィトン= カッシーナというよりかは、カッシーナ+〇〇 がルイ・ヴィトンのイメージ・・というふうに捉えると、カッシーナ+BOだと思うんだよ。Bang & Olufsen(バングアンドオルフセン)ね。それはもうよく知っているでしょ?

 

スタッフ:え?よく知ってる・・・よく名前を聞くことはありますね。部屋にあるスピーカーですよね。

 

ボス:そうそう。BOはデザイン性がめちゃくちゃ良いんだけど、それプラスそのデザインを叶える職人がちゃんとしているんだよね。いい職人がいるっていうブランド。で、コラボも多いから、2015年ぐらいにセシリエ・マンツとコラボしていたりとか。今をときめくマイケル・アナスタシアデスとコラボしていたりとか。それから、ルイ・ヴィトンと同じように、すごい高い商品ばかりじゃなくて、ポータブルのものとか手が届きやすい商品も出している。って考えると、ルイ・ヴィトンと似てるなという。
カッシーナの ショールームに行くと、BOのテレビとか置いてあるんだよね。なので、やっぱりブランドのフェーズ っていうか、そういうのが似ていると、同じ商品みたいな感じで商品群が並ぶんじゃないかな。少しは前回に比べてファッションに興味を出してきましたか?

 

スタッフ:ルイ・ヴィトンの上に親会社っていうんですか?そんな組織みたいになっているなんて全然知らなかったです。勉強になったなと思いました。

 

ボス:グループ会社でいろいろなブランドが実は一緒ってことね。エルメスと真逆だよね・・単独でいっている。それと反対っていうのがこのヴィトンだけど、同じように愛されていて、同じようにブランド価値も高いよね。 ルイ・ヴィトンのイメージってどんなイメージがある?

 

スタッフ:イメージ・・あまり詳しくないのですが、ルイ・ヴィトンはコスメとかあんまりそんな出してない? ディオールとか出してたりするじゃないですか。

 

ボス:そうだね。アイコンとなるものを最近あまり見ないかなって感じ?なるほどね。このブランドかっこいいなと思うブランドってないの?それをインテリアに合わせてしゃべりたいんだけど・・

 

スタッフ:んー・・ロエベって女性のイメージがあるんですけど、男性も持つんですかね?

 

ボス:メンズもあるよね。そういえばロエベって店舗すごい素敵なんだよね。

 

スタッフ:前にアポへ向かうときに見かけた素敵な色の店舗ってロエベでしたっけ? 可愛かったですよね。

 

ボス:めちゃくちゃ可愛いし、やはりハイクラスのブランドの魅せ方をしてくるよね。ヴィトンもそうだし、グッチも統一させてきているし。
この前、ハイエンド向けの 商品を展開する店舗のデザインを依頼されて、 コンセプトメイキングつくるときにいろいろと調べてたんだけど。ハイエンドの人に聞いた好きなブランド1位がルイ・ヴィトンだったんだよ。で、 同じく上位に ユニクロが入ってた。

 

スタッフ:そうなんですね。ユニクロって品質がいいですもんね。

 

ボス:やっぱりそういうイメージなんだね。 確かに品質いいもんね。

 

スタッフ:アパレルの方が言ってるのも聞いたことあります。

 

ボス:確かにね。あの品質であの価格ってすごいし使いやすいよね。ユニクロをインテリアでいうとなんだろうね・・品質良くて、安くて・・お値段以上ニトリかな?
・・というわけで、ルイ・ヴィトンは カッシーナとBang & Olufsen(バングアンドオルフセン)ということでよろしいでしょうか。

 

スタッフ:はい。ありがとうございました。

 

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もっと詳しく知りたい方は、ぜひYouTubeをご覧ください▾

https://youtu.be/zFJXEct1gQ4?si=CQXnVnDZGzxnjE7o

 

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