新興住宅街での新築計画。南側道路で日当たりが良い立地での計画だが、クライアントからの要望は家ではなく店舗のようなインテリアで、少し暗めの雰囲気のあるカフェのような室内で過ごしたいとの要望を頂いた。またスノーボードブランド「BURTON」のような強めのデザインを希望された。他にも建築が好きなご夫婦でデザイナーズチェアのミニチュアを集めるのが趣味のため飾るスペースが欲しいとのことであった。せっかく家を持つのであればデザイナーズチェアのおもちゃではなく、本物を長い年月かけて集める方がクライアントにとって収集欲が高まるのではないかと思い、空間の広さを大きくとることによって椅子を置いても狭さを感じないように計画しようとスタートさせた。家族全員がクリエイティブな趣味をつくっていきたいとのことなので、どこにいても何となく気配を感じながら各々が好きなことをできるように2つの吹き抜けをつくりながら建築の「玄関」や「廊下」という固定観念を外して、全てがワンフロアとなるように寝室以外の全部屋を繋げた。

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エントランスは1室程度の広さを確保してアクティブに行動できる場として形成した。

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エントランスとダイニングには壁を設けず、階段を家具と同じスケールに見えるように仕上げを変えて緩やかに仕切った。また庭は北側に配置して安定した採光を確保した。階段と同じ仕上げをキッチンに使用して統一感を出した。

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スチール巾木にレーザー加工で文字を刻み、ヌケ感のひとつとして計画した。

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入口にはオリジナルの製作スイッチ。

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空間に余白をつくることで、新たな趣味をつくれる環境。家の時間を楽しむ暮らし、家族のおもちゃ箱のような存在。

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【JOYBOX】