SHARE HOUSE KANAZAWA
築40年以上の社員寮をリノベーションしてシェアハウスにする計画。500㎡の4階建て、鉄筋コンクリート造+鉄骨造の建物において老朽化が進み、設備等の改修も含めてかなりコストがかかるために意匠はできるだけコストを抑えた計画を希望された。
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シェアハウスコンセプトとしては起業したい若者をターゲットにして、起業・仕事・住居が一体となり、英語学習を付加した北陸最大シェアハウスを造るというものである。ここで私が考えたデザインアプローチは知的好奇心を満たす空間、異業種が集まるシェアハウス、それぞれの得意分野を活かしながら将来につながるビジネスコミュニティーを形成する。人とのつながりを大切にできる場であること、一人で学ぶことができること、ここに集まる住人はそんな付加価値を求めてくるのではないかと考える。「ひとりで考える」「仲間と共に考える」「考える=think」
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集まれるリビングはくつろぎではなく、「会話」をベースに考えるとなるとダイニングを広くとり、リビング的要素はハンモックで「個」を造る。左は一人で学習できるスペース、右は4人で打ち合わせができるスペース、ここは住人以外でも利用できる.人が打ち合わせをしている姿を見ることで、他の人の気持ちが上がり「考える」が活性化される。LDKには住人の自己紹介欄やウォンテッドボード(こんな人を求めています)があり、住人同士のコミュニケーションを活性化させている。
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箱型のミーティングルームは自分がここに入って打ち合わせをするというスイッチの切り替えを誘発する。
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エントランスにも居場所を設計.少し離れた空間をくることが居場所になる。
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コミュニケーションのひとつとして1階に工作スペースを設置した。
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入り口にのれんを付けて、留学生も好むように印象付けた。
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ただ住むだけではなく、コミュニティーをつくるシェアハウス、こだわるところは「考える」ということ。
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【Sharehouse kanazawa】