2018/07/18
★ワタシノカンガエルコト(ディテール編)
ディテールの検討は重要です
っといっても全体がしっかり検討されていてはじめてディテールがいきてくると思います。
シンプルに無駄をそぎ落とすことが良く考えられますが
それは構造や間取りも同じです。
現在進行中の住宅写真です。
基本的に木造軸組み工法は4mスパンで柱を飛ばしますが
この物件は大空間を実現させるために
木製トラスで構造体を構成しました。
トラスは新国立競技場でも注目されていますが
昔からある工法です。
富岡製紙工場も木製トラスですよね。
大空間を実現したいときにトラスという手法をとり、
それがもはや意匠になるので細かなデザインは省きます。
主役級の俳優があつまる映画はいまいちかみ合っていないのと同じで
主張が強すぎるデザインが集まるとただごちゃごちゃしているという風になってしまいます。
構造検討は複雑ですができてしまえば単純な構造体。
それができて初めて主役を邪魔しないようにディテールを検討します。
外壁の木貼りや窓回りなども
何を見せたいかをはっきりさせればデザインはおのずと決まってきます。
大工工事が完了してこれから仕上げで一気に様変わりしますので
楽しみにしていてください!
完成現場もご案内させていただきますので
ご興味の方はご連絡ください。