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2018/07/29

骨格ヲタイセツニ、コンセプトヲタイセツニ

建物を考えるときに構造フォルムは重要です。
上棟した時の骨組みを見るとその建物がいいものかどうかがわかります。
人間と同じで骨格がきれいで姿勢が良い人は
表面を取り繕わなくても素敵に見えますし、
姿勢が悪い人はいくら良いものを身に付けていても
かっこ悪く見えます。
建築、インテリアもいくら高価な素材を使っていても
骨組みに無理があるとか
なんとなくかっこいいようなデザインは
長い時間見てられません。
私が考える設計デザインがうまい人は
このあたりのおさえができており、バランス感覚がある人かなと思います。
プレゼンで提出したパースは素敵だけどできたらそうでもない建物は世の中にたくさんあります。
そうならないために建築家、デザイナーはもはや右脳だけの人間では
ダメな時代かなと思っています。
構造は骨であり、給排水、空調は血であり、外観、インテリアの素材は肌であり、
総合的にバランスをみて設計しなければ「美しい」にはなりません。
できることならヒアリングから設計デザイン、インテリアデザインまで一貫して行えれば
バランスがとりやすいと思いますし、設計事務所ってそういうところです。
なぜか建築家や企業設計者でインテリアまで実務レベルでできる人は正直少ないですし、
あまり関心を持たない人もいます。
逆にインテリアコーディネーターが設計のことをわかってる人も少ないです。
建築設計とインテリアデザインは同じくらい奥深く楽しいものです。
しっかりデザインするために大切なことは一つだけ。
「考える」ということです。

下のパースは初回プレゼン、写真は完成写真 8か月前の提案がほぼそのままカタチになっています

大切なのは「コンセプト」をぶらさないこと

 

 

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