CURIOUS

CURIOUS design workers

×

  • HOME
  • >
  • BLOG
  • >
  • 開放感のあるリビングをつくるには?

BLOG

2024/11/05

開放感のあるリビングをつくるには?

 

 

 

 

________________________________________

開放感を感じる空間をつくるにはどうしたらいいの?について質問してみました! 大きく分けて2つポイントがあるそうです。
「行き止まりをつくらない」 「視線の突き当りをなくす」
敷地が広くなくても、少しの工夫やインテリアでも見せ方を変えることができると勉強になりました!

________________________________________

 

Q.開放感を出すためにはどんな方法がありますか?

開放感って簡単に言うと、自分の視線の先が分からないとか、伸びやかに見えるとかそういうこと。
単純に敷地が広かったら吹き抜けをつくったりとか、庭を大きく広げてというのができればいいんだけど、そうじゃない場合もあるよね。
敷地や建築を利用した開放感と、細かいところの積み重ねの開放感・・例えば色とか照明とかで開放感を出すという2パターンある。

 

 

 

1.敷地や建築を利用した開放感

 

例1/works「WATERTERRACE」

 

 

 

 

ここは敷地が広いから、庭まで建物を外壁で囲っちゃって、屋外テラスをつくり室内に取り込んだ。
LDKって壁があって窓があって。そこがもう終着点という風に思いがちだけど、その外にプライバシーが守れる 壁があれば、それは視線が抜けるよね? カーテンも開けっ放しにできるし。
室外と室内の床をフラットにすると広がりっていうのは非常に感じるかな。

 

 

 

 

 

白いから明るいし、ここは吹き抜けでもあるから、開放感に特化した家っていう感じだよね。

 

 

 

例2/works「protect」

 

 

 

 

 

敷地がちょっと変形していて、三角っぽい余った敷地があったんだよね。
そこを建物の外にするのではなくて、その三角部分を屋外テラスとして室内に取り込もうと思って変形したテラスみたいなのをつくった。
リビングから繋いでいるから、そんなに広い空間ではないんだけど室内みたいな感じだし、屋根や壁もあるからさ。
こんな感じで、敷地は広くないけれども、でもちょっと余分な三角形があるなとか。変形地とかの場合は外壁で囲って室内に取り込むという方法は 非常に有効的だよね。

 

 

 

2.細かい部分の積み重ねでみせる開放感

 

明るい色で統一し、視線のストレスを減らす。

やっぱり色が大事だよね。できるだけ明るい色というのもそうなんだけど、色を統一するというのが重要だよね。
色がごちゃごちゃすると、圧迫感が出てがちゃがちゃしちゃうからさ。白なら白、グレージュならグレージュとかできるだけ明るい色で統一して、視線のストレスを 減らしてあげる。視野に入ってくる 情報量を減らすっていうところが大切かな。
視線の先が濃い色だと吸い込まれる感じだから、色分けしたいとかアート飾りたいとかというのは、そこが視線の一番奥にやってあげるといいというのは一般的には言われている。リビング入って扉を開けたときに、目線のまっすぐ行ったところの先が濃い色だと収縮していくというか、後退していくというか。黒とかって 後退色って言われるじゃん。目線の先、視線の先に、そういう後退色があると奥行きが出ているように見えやすい。奥行きが出て、広く感じる。
あとはそこに窓を設けてもいいんだよね。廊下の突き当りに収納をつくるのではなくて窓を設けて外と繋ぎ、ずっと続いているようにみせる。
店舗だったら鏡を使ったりとかあるよね。シューズボックスの扉を全部鏡にするとだいぶ広く感じるし、機能と広がりを両立させるっていう意味で鏡って結構有効的。

 

 

 

例1/works「ARTBOX」

 

 

 

 

 

機能と広がりを 両立させているよね。
機能としては、洗面なので姿見を付けたいっていうので扉を鏡にした。
あそこは理にかなっているかな。
空間の広がりもそうだし、光も鏡は拾ってくれる。窓とか扉を床から天井いっぱいにして、継ぎ目を出さない垂れ壁をつくらないとか、ちょっとした工夫でやれる。

 

 

 

「行き止まりをつくらない」「視線の突き当りをなくす」

 

家具で言えば、ちょっと浮遊感のあるものを使って広く見せる。行き止まりをつくらないってことを頭に入れて物を選んだらだいぶ違うし、照明計画でも収納の棚を本当は天井までつけたいところを少しだけ高さを抑えて間接照明を入れてあげれば、光ると目線の突き当りが見えない。
その先が続いているように見せる。続いているように見せるっていうのと、突き当りを見せないという方法が広く感じる方法だから、照明計画とかそれを踏まえてやれるといいかな。

 

 

 

 

例えば、この間接照明のところの天井って、どこまで上に上がってるか分からない。そういうのを駆使してあげると結構いいかな。
あとは、キッチンチ下のところに照明入れるだけで浮遊感が出て、軽く見えたりとか・・フロートタイプってやつね。

 

 

 

 

________________________________________

まとめ

間取りから変えられる人は、行き止まりをつくらない。なんでも突き合わせをするという考えを少し変えてあげると、広がりを感じられる。
インテリアだけでやろうと思うと、間接照明とかで視線の突き当りをなくすとか、家具の高さを抑えるとか。ちょっと浮遊感のある足つきのものを選ぶ。

________________________________________

 

もっと詳しく知りたい方は、ぜひYouTubeをご覧ください▾

https://www.youtube.com/watch?v=qg84dFTzlLc

CONTACT