shoeless 【平屋】
閑静な住宅街での新築計画。親族と隣接する計画地においてプライバシーを配慮しつつ、ラフな暮らしが実現できる平屋住宅を希望された。自然を取り込みながら、運動をして、食を楽しみ、しっかり睡眠を取るルーティンを大切にしているクライアントに対して、「当たり前」を無理なくできることが重要と考えた。ストレッチやヨガなど家で出来る限られた運動は室内だけでなく屋外でも気軽にできるように、また食についても屋外で楽しめるようになど、プライバシーの守られた屋外空間で、靴を履かず裸足のまま屋内外を行き来し、活動範囲を少し広げることを検討した。
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日々の活動範囲を広げることが小さなストレスを無くす、「外に出るときはちゃんとしなければいけない」という思考を解放できたら、暮らしの「事柄」が増える、そこには楽しみが増え、考え方が増える。本を読んで学ぶではなく、身を投じて学ぶ、それを子供に伝える。この考え方を無理なくできればクライアントの「ラフな暮らし」につながると考え、例えば「靴を履かない」など身近な「楽=ラク」を設計することが重要だと考えた。
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木目を活かしたオーダーキッチン。
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エントランスは天井にも木を張り、優しい雰囲気を演出している。
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無垢フローリングをくり抜いたフロアコンセントと製作洗面台。
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雨を楽しむための鎖樋。
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自然を楽しみ、段差を無くした平屋住宅でラフな暮らしを楽しむ。
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例えば「靴を履かない」という選択肢
「shoeless」